2021年西宮市地価公示価格 | 甲子園の不動産売却・買取・住宅購入はセンチュリー21グランクリエーション

3月は地価公示価格が発表される月です。

今回はそもそも地価公示価格とは何か、それに関係する指標や西宮市の地価公示価格を見ていきます。

1.地価公示価格とは

地価公示価格とは、地価公示法に基づいて国土交通省土地鑑定委員会が、適正な地価の形成に寄与するために、毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を公表しております。

これは一般の土地の取引価格に指標を与えるとともに、不動産鑑定の基準にしたり、公共事業用の土地を購入する際の価格の算定基準となっております。

またこの地価公示価格は、土地の相続評価を算出するための相続税路線価および固定資産税を算出するための固定資産税評価額の基準にもなっており、相続税路線価は地価公示価格のおおよそ80％、固定資産税評価額は地価公示価格のおおよそ70％となります。

それぞれの関係は下記グラフの通りです。

実勢価格とは実際に取引された価格を指し、地価公示価格の1.1倍～1.2倍が指標となります。ただし都市部や人気のエリアでは1.5倍や2倍程度になることもあります。

特に地価が急激に変動するときは、乖離が大きくなります。

地価公示が実勢価格を反映できない理由のひとつは、その目的が税金徴収の計算根拠となっているからです。

地価公示価格を実際の時価と連動して変動させると、地価上昇時には、固定資産税や相続税の税金が大きく上がることになります。

税金は生活に直結しているため急激な変動は好ましくありません。

ですので、実勢価格に連動させて変動させることができないのです。

一方で、地価下落時に実勢価格と連動して地価公示価格を下げてしまうと、自治体の税収が大きく落ち込むことになります。

税収が不安定になれば、公共サービスの提供も不安定となってしまうため、実勢価格に連動させて下げることもできないのです。

ですので、地価公示価格と実勢価格は乖離してしまうこともあるのですが、おおよその金額を知るための指標にはなりますので、気になる方は自宅の近隣の調査地を探し、価格を確認してみてください。

2.西宮市－甲子園口・西宮・阪神甲子園・鳴尾・武庫川・浜手エリア－の地価公示価格

それでは2021年の西宮市地価公示価格を見ていきましょう。
自宅の敷地面積(㎡)×平米単価×1.1～1.2 もしくは 自宅の敷地面積(坪)×坪単価×1.1~1.2
で自宅の土地の相場を確認してみましょう。


























 

2021年の地価公示価格は新型コロナウイルス感染症の影響により全体的に下落傾向にあったのですが、地価動向の変化の程度は用途や地域によって異なります。
西宮は2021年もほとんどの地域で横ばいもしくは上昇しており、人気の高いエリアです。

３月には令和4年度の地価公示価格が発表されます。
長引く新型コロナウイルスの影響が注目されています。

当社では、不動産購入・売却の前に西宮市のマーケット資料を用いて最新の相場や査定根拠をご説明させていただいております。

西宮市の不動産購入・売却は是非当社にご相談ください。
 

宅地建物取引士
不動産コンサルティングマスター
平田　勇気